ココロコネクト ヒトランダム 読了

旦那が気に入って、原作を集めているようなので、『ココロコネクト』を読んでみました。

あ、アニメに関する、声優さんの事件とか、全く知りませんので、話題には出しません。あくまで原作一巻の読了報告、及び感想です。ネタバレ注意。





ストーリーは、人格入れ替わり物のラノベです。
昔、小学生の男女が入れ替わる児童書を読んだことがあるんですが、これは性差とか、思春期の体の成長とかをテーマにしてました。

今回はそういうところは、さらっと流され、むしろ他人の人格が自分の体に入り込むゆえに、五人の男女が抱える『自我』とは何かという問題との、心理戦になります。

…読みにくかった…。心理戦だから暗いし、みんなが名字で呼びあうので、誰が誰なのかも、かなり後半になって、キャラをつかむまで分からず…。しかも、入れ替わるから、キャラつかめないんだよ(^^;

キャラ設定はしっかりしすぎるほど、しっかりしてましたけどね。

『あの花』とか、未読ですが、こういうねちねちした感じなんですかね?

こういう暗くて、ちょっとSFチックな作品は、ぜひ新井素子さんに書評を書いて欲しいなあ。

ふうせんかずらさんが、個人的に気に入りました(苦笑)『絶句。』の宇宙人さんを彷彿とさせると言うか、新井素子さんの作品に登場しそうだと思います。

全く関係ないですが、田村由美さんの『猫mix幻奇譚とらじ』を大人買いしました。これも冒頭暗いんですよね。でも、猫好きさんにはお勧めです(笑)

なんか口直しに、底抜けに明るい本が読みたいな…。

ココロコネクトの続巻を読むかは、口直ししてから考えます。