ぶたぶたラジオドラマ化

作家の矢崎在美先生がお書きの人気シリーズ『ぶたぶた』が、ラジオドラマ化されまして、6月6日の22時から、NHKのFMシアターで流れました。
『ぶたぶた』シリーズというのは、ぶたのぬいぐるみ(推定年齢、三十代半ば、男性、人間の(!?)妻子あり、職業いろいろ)と出会う人々の不思議な物語です。

うちのラジカセ、壊れてまして。
でも、大好きなぶたぶたさんの声がどーしても聴きたい。
……仕方なく、自宅前の駐車場の車に乗りこんで、一時間、運転席に座りこんで聴きました(爆)
息子も「一緒に行く」と言って聞かないので、助手席に乗せて。

ぶたぶたさん役は俳優の近藤芳正さん。ぶたぶたさん、もっと渋い声を想像していたのですが、予想外に若かった。でも30代半ばのおじさん(?)という設定なので、年齢的にはこんなものかなあと思ったりして。ちょっととぼけた話し方が、ぬいぐるみっぽくて可愛かったです。

隣の息子がだんだん飽きて来て、後部座席に飛び移ったりして、冷や冷やしてたんですが、何とか1時間近くのドラマ終了までもちました。
それにしても、「豚汁作っておきましたから〜」「豚汁!? 豚汁って豚肉だよね!?」「ええ、普通は〜」とか、会話が笑えた(笑)
本も面白いけど、音になって効果音とか入って来ると、もっと面白いですね〜。ラジオドラマもいいけど、テレビドラマにならないかな〜。

ラジオドラマでは、バーの店主が、他の客から聞いた話として、客に語り出すというオープニングで始まり、最初の話が、修羅場中の漫画家さんの家にアシスタントでぶたぶたさんが来る話。次の話が、上京して就職したOLが、近所の中華料理店で、懐かしい祖母の味と出会い、それをきっかけに常連客のぶたぶたさんと知り合う話。そして、最後、ちらっと出て来るのが、息子の担任教師のぶたぶたさんが家庭訪問に来て、仰天する父親の話でした。

修羅場中の漫画家さんの家が、綺麗になっているシーンを聴きながら、ああ、本物のぶたぶたさんが、うちにハウスキーパーに来てくれないかなと思ったのでした。
ぶたぶたさんシリーズ、やっぱり大好きです!