THE LAKE HOUSE/イルマーレ

レンタルビデオで「THE LAKE HOUSE(邦題イルマーレ)」を借りて来ました。
韓流映画「イルマーレ」のハリウッド版で、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが演じています。
韓流映画「イルマーレ」が結構気に入っていたので、どのようにハリウッドでリメイクされたのか気になって、レンタルしました。以下、ネタばれです。


Shall we dance?」のハリウッドリメイク版は、日本版をそのまま移した感じだったと聞いていたので、こっちも似ているのかと思ったら、韓流版と骨子は似ているものの、ストーリーは全く別物でした。
なにしろ、韓流版では最後まで出会わない二人が、ハリウッド版では出会って、キスまでしているし。手紙のやり取りも、韓流版では途切れ途切れに、おずおずと送りあうと言った感じなのに、ハリウッド版ではその場でがしゃんがしゃんと郵便受けにメモを放り込んで、速攻で返事のやり取りをしているし。韓流版では最期まで不仲だったお父さんと、思い切り面と向かって話しているし。
ヒロインのケイトは、彼氏がいるにも関わらず、アレックスに惹かれてキスしちゃったり、アレックスとの手紙のやり取りを止め、彼との恋に終止符を打とうと決意した直後に、元彼とよりを戻しちゃったり。
アメリカ人って、とことん合理的で何事にもストレートだなあと思いました。

ハリウッド版では、『高慢と偏見』の作者、ジェーン・オースティンの作品『説得』が、映画のモチーフに使われているようなので、『説得』も読んでみたいと思います。
どちらかと言うと、韓流版の奥ゆかしい恋のほうが私の好みですが、ハリウッド版はハリウッド版で、ストレートな恋模様が面白かったです。
あと、韓流版では、相手が受け取ったかどうか、手紙を入れた側は、郵便受けを開けて、中が空になっていることを確認しない限り、判断できないけれど、ハリウッド版では、手紙が受け取られると、郵便受けの横についた赤いポールが上下して、手紙を入れた側にも相手が受け取ったことが、直接、目で確認できる仕組みになっているのが、面白いアイディアだと思いました。

ちなみにサンドラ・ブロックさんは韓流版をご覧になったけれど、キアヌ・リーブスさんはご覧になっていないとのこと。「自分達の『イルマーレ』を作るんだ」というお二人のお気持ちがこもった作品になっていたと思います。