雪と温泉

15日の早朝の飛行機で、へろへろになって帰って来ました。
強風のせいで、あやうく津港からのフェリーが出ないかもって心配があって、その後、飛行機が規定以上の強風のため、出発が遅れておりますってアナウンスがあって、なかなか飛んでくれなくて、仙台に着いたら、強風のために常磐線が遅れてて、とにかくもう風に祟られながら、帰り着きました。
…お馬鹿な私は飛行機の苦手な恐怖心から少しでも逃れようと、精神科の薬を飲みすぎて、ひどい眠気に襲われてしまい、あっちへよろよろ、こっちへふらふら。母がアパートまで連れて来てくれなかったら、息子を連れて帰り着けなかったかも。
その後は、ベッドに倒れこんで、丸一日寝倒しました。
もう二度と、薬は飲みすぎません(深く反省)。

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ずっと三重にいたせいと、今年は暖冬の影響があって、仙台はほとんど雪が降っていないため、今年は雪かきをする羽目にまだなっていません。
個人的にはとっても嬉しいんですが、息子がなにやら『雪』が気になる様子で、「雪だね〜」「雪だるまだね〜」としきりにぶつぶつ言っています。
去年の冬に大雪が降って、よちよち歩きで歩いていたけど、そのことは息子は覚えていないはずです。
息子が雪のことを口にする理由は、テレビの子ども向け番組で、雪や雪だるまをネタにしたストーリーや歌がしばしば流れるためのようです。
そこで、どうせなら、息子に本物のたくさんの雪を見せてあげたくなりました。

そこで今日は、主人と息子と私の三人で、蔵王まで行って来ました。本当はスキー場まで行くつもりだったのですが、スキー場へと続く蔵王エコーラインは、タイヤにチェーンがないとダメなくらい積もっていたので、チェーンのないうちの車では、スキー場に辿り着く前にあきらめました。
エコーラインの途中で、車が駐車できるスペースと、新雪がたくさん積もっているところがあって、そこで駐車して、息子にもこもこのジャンプスーツを着せて、みんなで雪遊びしました。
風もなく、気温も4度とまだ高めで、絶好の雪遊び日和でした。
一面の雪に、息子は大喜びで、深い新雪の中を歩き回っていました。あいにく、雪がさらさらだったため、雪だるまはあまり大きいのが作れませんでした。雪合戦も、まだ意味が分からなかったらしく、雪をぶつけてみても、息子は笑っているだけでした。
私も雪に思い切り転がってみたり、膝まで埋もれてみたりして、冷たかったけど、とても楽しかったです。
20分くらい遊んだ後、車に戻って、引き返しました。
途中で滝見台というところに寄り道して、三段滝というのを見ました。遠くに細い流れが落ちているのが見えましたが、ざあざあという音は良く聴こえて、耳に心地良かったです。

散々転びまくって遊んだため、いくら車の中が温かくても、湿った体が冷たくて、温まりたいなあと思っていた頃に、帰りの途中にある遠刈田温泉に着きました。
「寒いよぅ。温泉に入って暖まりたいよぅ」という私の懇願に主人が折れてくれて、公衆浴場の「神の湯」さんで、ひと風呂浴びました。息子は主人と一緒に男湯に入ったので、私は一人でゆっくり入れました。外には足湯まであって、本当に生き返った気分でした。

帰りの車の中で息子は疲れたのか、ぐっすりと眠っていました。これで、息子も雪とか、雪だるまがどんなものか分かったと思います。
……願わくば、このまま暖冬が続いて、仙台には大雪は降りませんように。(自分勝手な願い)