祖父が亡くなりました

今朝、息子を幼稚園に送って、帰宅したら、実家の母から電話がかかって来て、昨夜十二時過ぎに、父方の祖父が胃がんで亡くなった事を伝えられました。八十八歳でした。
半年前から、もう長くはないと聞かされており、つい数日前に危篤の連絡を受けていたので、覚悟はしていたのですが…。
今月末に妹が帰国して、祖父に会う予定だったのに、間に合わなくて残念です。

主人や主人の実家に連絡して、弔電の文面を考えて、弔電を打って、母方の伯母から問い合わせの電話がかかって来て、母に連絡して、その合間に、今日は久々に晴れ間が広がったので、洗濯と布団干しと掃除機をかけて、気がついたら、息子を幼稚園に迎えに行く時間になっていました(滝汗)もうご飯を食べる暇もないくらい、とにかく忙しかったです。

幼い頃から、私達姉妹をとても可愛がってくれた祖父でした。
子どもの頃、妹と私を伴って、九州旅行に祖父母が連れて行ってくれました。帰りに生まれて初めて船旅をしました。とても楽しかったのを覚えています。

料理好きで、美味しいご飯を作ってくれたり、単車で趣味の畑に出かけたり、笑顔で私の話を聞いてくれていた祖父の姿が目に浮かびます。

酔うと、出征した苦労話を繰り返すのが玉に瑕で、子ども心にも祖父の戦争の話を聞くのが苦痛でしたが、数年前、ぽつりと「(出征した時から、これは)負け戦だって分かってたんだけどな」と祖父が呟いた事があって、その時初めて、祖父の思い出話にも、祖父の戦争体験への深い思いがこめられていた事に気付かされ、もっと身を入れて、祖父の話を聞いてあげれば良かったと、心底、後悔しました。
既に仙台に嫁いでいて、帰省した時くらいしか会えない状態でしたが…。

この夏は、大切な人を亡くしてばかりで、悲しい思い出の夏になりそうです。