岡田淳先生の講演会

息子を母に預け、友人のMちゃんと、児童書専門店「メリーゴーランド」での岡田淳先生の講演会&サイン会に参加して来ました。
岡田先生は、とてもお話が楽しくて、上手な先生で、ミュージカルの説明をされている時に、歌の時間もあったりして(笑)、二時間があっという間に過ぎてしまいました。五日前が岡田先生の六十才のお誕生日だったとかで、お店側がケーキを用意して、皆でハッピーバースデーの歌を歌ったりもしました。

作家の方が何を考えて作品を書かれているのか、読み手はどんなふうに作品を読んでいけばいいか、 「感じ」と「論理」という言葉を使って、岡田先生は説明されていました。
「作者の意図」を論理的に探るのではなく、その作品を通して、自分自身の内側で何かを感じ、読み取っていく、それが全てだというふうにおっしゃっておられたと思います。
先生の作品の裏話もたくさん聞けて、楽しいだけでなく、勉強にもなりました。
いろいろ深い意味があるんだろうなあと思っていた作品が、案外、ひょんな思い付きから生まれて来ていることを知って、自分も今はまだ、二次創作ばかりですが、作品を生み出すことを楽しみにしている人間の一人として、とても勉強になりました。

また、岡田先生の作品の中で「このキャラはこういう意味を持っているのかな」とあれこれ考えていたこと全てを「誤読の自由」という先生の言葉で、「どんなふうに読んでもいいんだよ」と肯定された気がして、それもまた不思議で幸せな感触でした。

サイン会では、「扉のむこうの物語」に、扉の絵と一緒にサインを描いていただきました。「こそあどの森」シリーズにすればスキッパーを描いてもらえたのになと、ちょっと後悔(笑)
一緒に行った友人のMちゃんもとても喜んでいました。有意義で充実した時間を過ごせて幸せです。

mixiに入っていなかったら、この講演会の存在を知ることもなかったでしょう。講演会の予定を岡田先生のコミュに書きこんで下さった方がいらしたこと、このご縁に本当に感謝しています。