SLホエール号

SLホエール号に乗って来ました。
去年はアナウンスが、ひとつひとつの駅や列車について、細かく丁寧に紹介していたのですが、今年はそういうこともなく、去年ほど、力が入ってない感じがしました(苦笑)
また、客車も、去年は本物の歴史のある古い客車だったのですが、今回はもうちょっと新しい客車でした。先日、乗れなかったけれど、出発だけ見送りに行った、デスティネーションキャンペーン号と同じ客車だったので、ちょっとガッカリでした。
出発前には、息子は蒸気機関車の運転席に乗せてもらって、ご機嫌でした。
あと、獅子舞がいました。ホームで息子の頭をはむっとしてもらったのですが、その時はおとなしかった息子が、座席について、窓を開けていたところ、獅子舞がにゅっと顔を出し、恐怖のあまり、号泣。猛ダッシュで、よその席まで逃げ去りました。周りの席の人は皆笑ってました(苦笑)
離れたところで写真を撮っていた主人に「窓を閉めるとか、獅子舞の人に『子どもが怖がってますので』って断るとかしてやれよ」と叱られました…。
いや、私は怖いものに遭うって言うのも、貴重な体験だと思うんですよね。泣く子をお化け屋敷に強引に放り込むわけじゃあるまいし。大人になった時に「あんなのが怖かったんだなあ。あれが伝統芸能だったのかあ」って思えるのは、大切だと思うんですよ。
私自身が、子どもの頃、お祭りで菅傘を被って顔を隠して、伝統の踊りを踊っていた、青年団のお兄さん達が怖かった記憶があるので、そう思うわけなのですが。

あと、石巻駅で、去年は鯨の肉が振舞われたのですが、今年は牡蠣でした。グリーンピースから抗議でも来たのでしょうか? 主人も息子も牡蠣は食べないので、私が一人で三人分いただきました♪(おい)

今年は終点まで行ったので、疲れましたが、去年ほど客車の座席が狭くなかったので、楽でした。
トンネルに入ると外が真っ暗になるのと、通る道筋にたくさんの人達がいて、皆、手を振っていたのが、面白かったです。

踏み切りなどを通るたびに鳴り響く、汽笛の音がなんだか寂しげに聞こえたのは、気のせいでしょうか。
『私を忘れないで。私が走っていた時代を忘れないで』とSLが叫んでいるような気がしました。
お土産に車内で売っていたホエール号の乗車記念の看板を買ってしまいました。
どこに置こうか、困ってます(苦笑)

疲れたけど、やっぱりSLは楽しかったです。